デジタル支援を通じた福祉施設のICT化推進 – セキュリティと業務効率化

NECプロボノ倶楽部は、福祉施設向けにセキュリティ研修や業務効率化支援を実施。ICTの専門家として、施設のデジタル化とセキュリティ強化を支援しています。オンラインとリアルのハイブリッド形式を活用し、より多くの施設への支援を展開しています。

目次

専門性を活かしたセキュリティ研修

セキュリティ関連の国家資格(情報工学技術士、情報処理安全確保支援士、ITストラジテジスト)を持つNECの専門家が講師となり、川崎市社会福祉協議会の高齢者施設向けにセキュリティ研修を実施。施設特有のセキュリティリスクの分析と対策について、実践的な講義とディスカッションを展開しています。

参加者は施設の幹部から現場担当者まで幅広く、それぞれの立場での課題や対応策について活発な意見交換が行われました。特に、個人情報の取り扱いや、オンラインシステムの安全な利用方法など、現場で直面する具体的な課題に焦点を当てた内容が好評を得ています。

また、研修内容は施設の実態に即したものとなるよう、事前に詳細な現状調査を実施。各施設固有の課題を洗い出し、それらに対する具体的な解決策を提示する形で研修を構成しています。これにより、参加者が即座に実践できる知識とスキルの習得を可能にしています。

業務効率化支援の展開

セキュリティ対策に加えて、施設業務の効率化支援も実施。例えば、麻生老人福祉センターでは、コロナ禍での活動継続支援として、YouTubeを活用した情報発信の仕組みづくりを支援。撮影や編集の技術指導から、効果的な動画制作のノウハウまで、包括的なサポートを提供しました。

この支援により、センターのスタッフが自立して動画制作・配信を行えるようになり、在宅の利用者に向けた様々なコンテンツを提供することが可能になりました。例えば、体操教室や講座の様子を動画配信することで、自宅にいながら施設のプログラムに参加できる環境を整備しています。

また、業務効率化支援では、各施設の業務フローを詳細に分析し、ICTツールの導入による改善提案を実施。例えば、利用者管理システムの導入支援や、オンライン予約システムの構築など、具体的な施策を提案・実施しています。

持続可能な支援モデルの構築

重要なのは、支援終了後も施設が自立して活動を継続できる体制づくりです。そのため、以下のような取り組みを重点的に実施しています:

  • 詳細なマニュアルの整備
    • 手順書や操作マニュアルの作成
    • トラブル対応ガイドの提供
    • セキュリティチェックリストの整備
  • 段階的な職員研修
    • 基礎知識の習得
    • 実践的なスキルトレーニング
    • フォローアップ研修の実施
  • サポート体制の確立
    • 質問・相談窓口の設置
    • 定期的なフォローアップミーティング
    • オンラインサポートの提供
まとめ

ICTの専門家集団としての強みを活かし、福祉施設のデジタル化を支援。セキュリティと利便性の両立を図りながら、施設運営の現代化に貢献しています。今後は支援地域を拡大し、より多くの施設のデジタル化推進を目指します。

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