オンラインで広がる福祉教育 – かわさきキャラバン隊の挑戦を支える

コロナ禍で従来の学校訪問による知的障害疑似体験授業が困難になったかわさきキャラバン隊。NECプロボノ倶楽部の支援により、オンラインでの授業実現に向けた約1年半の挑戦が実を結びました。

目次

オンライン授業への挑戦

川崎市育成会手をむすぶ親の会が運営する「かわさきキャラバン隊」は、知的障害のある子どもを持つ親たちが講師となり、共生社会の実現に向けた福祉教育活動を行っています。コロナ禍により従来の対面での学校訪問が困難となる中、オンラインでの授業実施に向けて、NECプロボノ倶楽部が約1年半に渡り支援を行ってきました。

オンライン授業の実現に向けては、分かりやすい授業の進め方、ZOOM運営方法、授業シナリオの作成など、様々な側面からサポートを実施。キャラバン隊のメンバーと共に試行錯誤を重ねながら、効果的なオンライン授業のモデルを構築しました。

実績と成果

2022年1月、東小田小学校の子どもたちに向けて初のオンライン授業を実施。その後、川崎市小中学校向け福祉教育研修でも実践が行われ、オンラインでも効果的な福祉教育が可能であることが実証されました。

参加した子どもたちの理解度も高く、双方向のコミュニケーションも実現。従来の対面授業とは異なる形で、知的障害への理解を深める機会を提供することができました。また、オンライン化により、より多くの学校への展開可能性も広がっています。

プロボノ支援の意義

このプロジェクトは、プロボノ支援の意義を示す好例となっています。コロナ禍という危機に直面した社会活動に対し、技術とノウハウの提供を通じて新たな可能性を切り開いた事例といえます。

支援期間を経て、キャラバン隊は自立した運営が可能となり、2022年3月には「卒業式」が行われました。これは、プロボノ支援の理想的な形である「並走から自走へ」の移行を実現した成功例として評価されています。

まとめ

かわさきキャラバン隊への支援活動は、プロボノによる技術支援が社会活動の可能性を広げる好例となりました。今後も培ったノウハウを活かし、より多くの団体への支援を展開していきます。

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